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物件名 | 台東区立K小学校 |
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規模 | RC4階建 |
工事内容 | 2階図書室に天吊形エアコン (6馬力ツインタイプ) 新設。本工事に伴う一次側電気工事、 足場、ダイアモンド穴あけ工事 |
工期 | 2013年5月〜2013年7月 |
今回は小学校の図書室にエアコンを設置しました。昔はエアコンがなくて当たり前だった学校の設備にも、時代や環境の変化とともにエアコンの設置工事が増えてきています。 室外機の設置と配管の施工のため、足場の架設工事から始めました。
足場架設中 | 足場架設後 |
機材の搬入です。生徒さん、職員さんの在校時間帯での作業となりましたので、特に機材搬入時は万が一にも危険が無いよう注意を払いました。
室内機搬入|今回は 三菱電機の製品です。 |
室外機を揚重しています。 |
一次側電源とは、発電所から送られてくる送電線に接続している側の電源です。受変電設備や付随した配線・配管などの工事を行います。今回は既設の空調機用分電盤から室外機への配線および配管工事を行いました。官公庁物件ですので、電線はエコケーブル(EM-CE5.5sq-4C)、配管は厚鋼電線管(G36)を使用、試験調整時にはケーブルの絶縁抵抗測定試験を行いました。
電源線配管施工中 | 電源配線配管施工後 |
こちらの図書室はもともとエアコンの配置を予定して 設計されたわけではありません。 室内から室外へ配管を通す必要があるため、 壁に穴を開けるダイアモンドコア抜き作業を行いました。今回は170〜180mmの厚みの壁に、直径105mmの穴を開けました。穴を開ける際には壁に通っている重要な鉄筋や、配線を傷つけないように慎重に場所を決めます。サン空調では多数の経験と熟練した技術でこれを行います。
刃にダイアモンドがついた機械で削ります。 機械を固定し、少しずつ掘り進めていきます。 |
図書室の本棚や蔵書に汚れや傷をつけないよう、まずは養生を行います。エアコンを設置する場所の真下に本棚があったので、施工後に現状回復ができるよう、移動前の状態を写真に撮影し、本をすべて抜いて棚を移動しました。
施工後は写真の通りに 本棚を再設置しました。 |
室内機の吊込が終わったら、配管の作業に移ります。配管のラッキングは室内には樹脂カバーを使用し、室外にはステンレスを使用しています。 樹脂は弾力性もあり安価なので、安全性、コスト面からよく使用されています。 ステンレスは耐候性に優れているので、公共施設の屋外の配管ラッキングによく使用されます。
配管樹脂カバー取り付け後 | 配管ラッキング化粧仕上げ完了 |
室内機吊込後、配管施工中 | 屋外配管施工中 | 冷媒管|役所物件なので 保温厚は20mmです。 |
万が一にも施工にミスがあってはいけませんので、配管の通水テストを含め、社内検査を行います。
社内検査は現場監督以外の社員が行います。
室内機ドレン通水テスト |
今回は授業時間中の作業でした。そのため音や振動などに注意を払う必要があり、アンカー打設等、大きな音の出る作業は休み時間内の施工になりました。
学校関係者の方々がとても協力的だったことは大変ありがたかったです。機材搬入時にも駐車スペースを用意してくれたりと気を使っていただきました。そのおかげで工事をスムーズに進めることができたので感謝しています。
また、休み時間になると生徒さんたちが工事の様子を見に集まってきます。興味深そうに機材や作業を眺める様子はたいへん微笑ましいものでした。